高等遊民日記

無職民の記録

238日目

日記 引越

昨日の夕方から寝食を忘れて荷造りに追い立てられていた。あと2時間で引越業者が来るというところで食器を梱包し始めた。木曜に新居の郵便受けに入っていた京都新聞のお試し品が役に立った。役に立ったけど足りなかった。仕方がないのでコンビニで梱包のために博士が新聞を買ってきた。朝日新聞だった。

 

食器は大きい段ボール一つに収まったかと思いきや詰め忘れていた割れる食器が後から出てくること2回。心が折れそうだったけど嘆いてる暇があるならとにかく詰める作業をした方がよっぽど良いので、とにかく詰めまくった。食器に関しては何とかきちきちにスペースを最大限使って詰め直したら何とか一つに収まったし紙類を総動員して追加の新聞も買いに行かなくて済んだ。

 

布団カバーに布団を入れるのも1セット1袋に入るかと思いきや、入らなかった。あまり詰め過ぎて重くなると運びづらいし袋が破れる可能性もあるから2つに分けた。それを察してから布団袋は4つ支給されていた。

 

9時少し前には引越業者が来ていて養生にエントランスの取り掛かっていた。まだ荷造りは終わっていなかったが、もう観念して荷造りできているものだけ持っていってもらうつもりで腹を括った。

 

私の持ってる大量のCDなんかは一切梱包できていなかったけど、幸いなことに今回は2回に分けて搬出搬入をするので、CDなど詰め終わっていないものは後半の便で持っていってもらうことにしてもらって出来てるものから搬出してもらった。

 

引越の作業員さんたち、特にリーダーの人はすごく優しくて箱が足りていない事を察知して「中古のならいくつか持ってますんで使ってください」と声かけをしてくれた。徹夜で気分も悪いのを気力で何とかしてる身としては優しさが染み渡った。そんな素敵な人たちが、私が本を詰めまくった重たい段ボールを持ち上げて悶絶してるととても申し訳なくなった。しかしその重たい段ボールを一度に2つも持っていくから私は驚愕した。

 

第一便が出て、私が旧宅に一人残された。第一便が搬入されて再び戻って来るまでに残された品物を詰め終わらなければならなかった。独りで。

 

残るは大量のCD、大きめの調理器具、その他カテゴライズしづらい諸々の物(台所の小ワゴンに乗っているもの)だ。しかし人がいなくなって緊張感が緩むと急に気分が悪くなってきた。作業人の人が来てからはマスクもしていたし、熱中症だといけないので、とりあえずアクエリアスを飲んで冷房を入れて横になった。

 

しばらくしたら休憩が効いたのか、体調が持ち直したので無理せず休み休み荷造りをした。何とか大体詰めることができた。ゴミと退出の仕上げに使いそうな物は残しておいた。

 

第2便がトラックに全部乗って、搬出完了の確認書にサインをして、旧居での作業は終わった。私は博士が呼んでくれたタクシーに乗って新居に向かうことになっていた。もう気分が悪くてバスに乗る自信が無かったし助かった。さらに、後で迎えに来ようと思っていた、引越のトラックに乗せることは出来ないサボテンたちがタクシーなら今日運べるので、段ボールにみんなを入れてタクシーを待った。

 

タクシーはすぐに来て、荷物が多い事を伝えると大丈夫とのことなので運んでもらうことになった。しかし、段ボールは上を閉めていないので高さがありトランクに入らなかったけど、運転手さんがサボテンの箱は座席にどうぞと言ってくれたのですごく助かった。みんなの優しさで今日の引越は出来ている‼︎

 

新居に着くと既にトラックは到着していたがエントランスの自動ドアの不具合で足止めを食らっていた。支払いをしてタクシーから降りると、引越の作業員さんがサボテンの箱を運んでくれた。もうみんな優しくて本当に嬉しかった。

 

自動ドアの問題は解決して第2便の搬入が始まった。私のロフトベッドなども来たので位置を決めてそのように配置・組立をしてもらった。第2便は少なめだったので作業は割とスムーズに進み、トラックが空であることを確認して、博士が搬入完了のサインをした。

 

最後の10分間サービスがあるのだが、サービスはしつくされていて何もないので、とても満足している旨を伝えて「他の人たちはどんなサービスをお願いしてますか、」など少し雑談して終了した。

 

私も博士もろくな物を食べずにほぼ不眠不休だったのでとりあえず近所のカレー屋に食べに出かけた。疲れ過ぎてて食欲は無かったけど、カレーの匂いを嗅いでいると食欲が出てきた。スパイスというのは薬でもあると言うし流石だ。

 

ヒレカツカレーを食べたのだが、ヒレ肉が口内でいちいち旨みを放出して来るので食べている間「うまい」と小声が出続けた。こんなにカレーを噛みしめて食べたのは初めてかもしれない。

 

とはいえ、疲れているのでカレーを食べたら真っ直ぐ家に帰って、タオルと着替えを発掘してお風呂に入った。風呂上がりできれいになったところで布団袋が布団を出して寝床を作った。

 

やることはすべてしたので、テレビも接続してテレビを見ながらのんびりした。すごく眠くなってきたのでプルーピリオドとコードギアスを録画予約して寝た。