高等遊民日記

無職民の記録

107日目

前日は夜の変な時間にうたた寝をしてしまって、布団に入ったのは朝の5時だった。そして朝の7:30に起きた。

 

今日はとうとうやってきた発表会本番なので朝はやることがいっぱいだった。化粧をしたり必要なものを揃えたりドレスをキャリーに入れるのは直前にしたかったので直前まで荷物が揃わない感じで気持ち悪かった。

 

出発して外に出かけた後で、早速パニエを忘れていることに気がついて取りに帰った。しかし早い段階で気が付いてかよかった。駅に着いてから気がついていたらと思うとぞっとする。

 

歩いて東山駅へそこから醍醐駅へ。そこまでは凄くスムーズだった。醍醐駅についてから醍醐交流会館の場所が分かりづらかった。駅ビル商店街の一角に組み込まれてる感じの施設だった。

 

発表会受付に着くと先生とKさんがいた。挨拶をして受付をして待合室に通される。待合室から着替用の部屋に案内されドレスをハンガーに吊す。

 

その後すぐにピアノのある練習室で声出しとなった。先ずは全員で発声、その後個別に一曲ずつ歌っていった。Nさんは遅刻してまだいなかった。ここでの歌唱は悪くもなく良くもない朝イチの割には良かったと言うべきか…。しかし、歌詞は全然落ち着いてしっかり間違わずに出てきて、そこは凄く安心材料だった。声出し中にNさんが到着してリハーサル室で歌えていた。

 

その後すぐにステージでのリハーサルがあって2番を歌った。声ものびのび出て今の私に出来る限りにおいて完璧に近い出来だった。2番から歌ったにもかかわらず歌詞もちゃんと2番が淀みなく出てきて更に安心した。

 

その後、着替え室で背中のリボンでも締め直しておくかと思いドレスの背中を見ると、そのリボンが無かった…。取りに帰る時間もないし一瞬終わったと思ったが、駅ビルの大きな商業施設に手芸店があればワンチャンあると気付いてリボンを買いに出た。

 

施設のインフォメーションでリボンの買える手芸店があるか聞くと隣のビルの3階にあるという。行くと思ったより大きめの手芸店があった。リボンも結構置いてあった。正しく付属のリボンと同じ種類のリボンがあってピンク色も3種類幅も3種類あってすぐに選べた。

 

戻ってドレスの背中にリボンを通してみると、別に買ったものか全然わからないくらい違和感が仕事していなかった。ひと安心だ。

 

待合室に戻って心配かけた先生やみんなに無事リボンが調達できたことを報告した。そこからはすることもなく少し落ち着いてぼーっとする時間になった。

 

開演30分前に着替え室へ。着替えて口紅をつけた。他の人の着替えも手伝う気満々でいたが、特に出番はなかった。

 

私の前の大正琴が存外長くて、若干待ちくたびれた。本番は喉がずっと持ち上がっていて響きも良くなかったし安定しなかった。リハーサルの方がよく出来ていた。観客が入ると観客と目を合わさないように気を遣って気が散ってしまった。

 

間にフルートと鍵盤ハーモニカの出番を挟んで後半の人が終わってから、みんなで記念写真を撮って、着替えて、解散になった。コロナのこともあるし、いつものようにみんなでカフェで反省会とかにもならず、すぐに解散だった。Nさんの夫が迎えに来ていたので紹介されて挨拶をした。

 

地下鉄に乗ってから突然思いついてドレスをクリーニングに出すためJRを経由して京都駅ポルタのエメに行くことにした。

 

エメに着いてドレスをクリーニングに出すと、店員さんフェアしてるからドレスを見ていってくださいと促されて、ドレスを見てみた。

 

結果、1枚買う事となった。試着して色々聞くと欲しくなってしまった。まあ、もともと寒色系で淡い色のが1枚欲しいと思っていたのもある。靴も金色しかなかったので、銀色のをついでに買うことにした。金曜に裾の計測と残りの代金を払いに来る予約をした。

 

全てを終えて、手付けを払ってお金も無くなってしまったので、特に何も見ずに帰ることにした。

 

長い一日だった。